エンジニアチャレンジの講師の方へ突撃インタビュー!
初めての方でも安心して受講していただけるよう講師の皆様は色々と考えてくれています。

もちろん開発現場の現役マネージャーの方もいらっしゃるので
スキルアップをしたい方にもおすすめです。

講師プロフィール

■土屋講師
フリーターや一般企業での派遣社員を経て、未経験としてIT業界に入る。
5年程プログラマーとして現場を経験。
その後、社内教育と再びの現場を経て、現在は再度教育を担当。

■上野講師
IT関連の専門学校を卒業後、ネットワーク・インフラエンジニアを目指しIT業界に入る。
現在、ネットワーク、サーバー、オーエスに携わっている。

■吉村講師
建築業での勤務の後にIT業界に入り、3年程携帯電話の開発とタクシーの配車システムの開発を経て、
教育を担当。近年は外部講師として大手企業の新人教育に携わる。
開発の現場では、主にマネジメントを担当。

Q:まずは、講師をしていて、印象的なエピソードを教えてください。

土屋講師:技術的な面もですが、言葉遣いから、挨拶など社会人として最初は未熟な点が多かった方たちを教育して、その後しばらくして現場に出た彼らに会ったりすると、社会人として成長した、
変わった姿を見れて嬉しかったです。

Q:未経験の方は用語等が全くわからないと思います。
どのように教えるのですか?

吉村講師:未経験の方に対する接し方として、もともと自分がパソコン触ったことない未経験の状態で
研修を受けた経緯があるので、未経験者の気持ちがわかります。
そこから講師をやっているのが強みでもあります。

上野講師:そういった、全くの未経験でパソコンをほとんど触ったことない方には、パソコンを実際に開けて、中身のハードディスクやメモリなどがこういうものですよ、というところからご説明しますね。

Q:通信する仕組みなどからですか?

上野講師:それ以前からですね、まずはパソコンを好きになってもらいたいので。

Q:「エンジニアという職種が全く自分にとって身近でない」という方に向けて、エンジニアになったときにどういうものに携わるのか、具体的で身近な例を教えていただけませんか?

土屋講師:私はタクシーの配車システムや、携帯電話の端末の機能を開発していたので、
自分が携わった商品が流通しているという経験があります。

吉村講師:コールセンターやATMも、エンジニアの仕事が反映されていますね。
例えば、金融機関で海外にお金を送金するシステムを作っていたり、
他にわかりやすい例ですと、最近はインターネットのショッピングサイトですとか、
インターネット系のお仕事が多くなっています。

未経験者の方ですと、はじめは逆にイメージできる仕事につくことの方が多いと思います。
スマートフォンのアプリ開発や、電卓などメーカー品の独自の機能をつくったり、
最初の頃は自分の作ったものが表に出る事が多く、ベテランになると裏側の目に見えない部分
を担っていく傾向があります。

Q:ほかの職業ではなくエンジニアを選んだからこそ得られたスキルや、メリットがあれば教えてください

土屋講師:まずは、エンジニアとしてパソコンに詳しくなりました。
また、どちらかというと真逆の答えになってしまうかもしれませんが、
エンジニアになってみて思ったのが、結局、エンジニアにとどまらないのかな?という事です。
エンジニアも結局はビジネスマンなので、エンジニアとしてキャリアをスタートしましたが、
ビジネスマンとしてやっていく自信がつきました。
技術は手段でしかなく、どんなに高い技術を身に付けてもビジネスマンとしてのスキルがないと、
エンジニアとしても成長できず、逆にそういったところを頑張れば頑張る程伸びていけるのが
エンジニアだと思います。
比較的、頑張った成果が、自分の身にすぐ現れやすい、結果が見えやすいのかな。
エンジニアは頑張るほど実際に技術力が身についてくる職種です。

吉村講師:自分が転職した時のこの業界を選んだ理由が、
自分はものを作るのが好きだったので、モノを作る業界に行きたかったのです。
そのとき30歳で、未経験でも這い上がれる、チャンスが多そうに見えたのがIT業界でした。
なぜかというと、他の業界に比べると新しい技術やビジネスチャンスがあるように思えたのと、
勉強いらず(資格がいらず)にすぐ働けるからです。
自分にとってはメリットがありました。
未経験でもその職のスペシャリストになれて、頑張ったら頑張った分
他の業界よりも結果がでやすいと、自分の中で思っています。

上野講師:私は主にインフラを担当していますが、インフラはずっと面倒をみていくという所が重要なので、一つの仕事が長く続けられるという魅力があります。
飽きてしまう人も中にはいるのですが、日々新しいものを作っていくのは開発と対照に、
インフラは一度作ったものを壊れないように動かし続けます。

Q:インフラエンジニアは変わったことが起こると困る仕事なんですね

上野講師:そうですね。
スキル自体は新しく勉強できるのですが、作ったものをいかにして
安定させていくかが大切になります。

Q:教える立場の方としての意見を聞きたいのですが、
全くの未経験の方を教えるのに苦労した点を聞きたいです。

土屋講師:未経験を前提とさせていただいているのですが、現代ではパソコン全く触れないという方が少ないので、ある程度は伝わりやすいです。
逆に未経験の方より、ある程度独学で変な癖がついてしまっている場合、その部分を仕事
として行うのに適した形に修正して差し上げる必要がありますね。

未経験の方は、何の先入観を持たず吸い込んでくれます。
ただ、もちろん最初はそれでも良いのですが、後々は
何でも教えてもらえるというスタンスは卒業していただきたいです。
目指す所は、自力で一人前の技術者になってもらいたいのです。
私たちはそのきっかけややり方を私たちで後押しします。

上野講師:全く一緒です、未経験だからやりにくいことはありません。
知らない単語とかはあると思いますが、未経験の方だから特別、という事はありません。

吉村講師:社会人経験がない方には、マナーなど「仕事の基礎」といったところもお教えします。

Q:そういったところからの指導もされているんですね?

吉村講師:はい

Q:例えば、どういうことをしますか?

吉村講師:マナー研修、名刺の渡し方などを行い、
皆さんが最初に就く仕事だと思って取り組んでもらうというスタンスです
最終的には皆さんに自立してもらいたいというのが目的なので、納期を初日から
意識づけるようにしていただいてます。
また、IT業界のイメージとして、人と喋らなくて良さそうと思われがちですが、
実際はお客様や仲間との連携が必要なので、そういうところもお教えしたりします。

Q:自分から発言できない方などもいらっしゃると思いますが、2ヶ月で変わるのですか?

土屋講師:変わります。まず、会社として納期をすごく大事にしていまして、
納期が間に合わない時点で間に合わなかった理由と解決方法を講師と一緒で考えます。
実際に現場に出ても、時間との管理やマネジメントは自分でしなければいけないので、
その点を中心にマネジメント能力をつけていってもらいます。

また、受講の最初は皆さんわからない事が多くても、受講生を随時で受け入れているので
先輩の研修生が面倒をみたりする場面もあります。そういった所でコミュニケーションが生まれます。

Q:未経験の方がいらしたときの、スクールのスケジュールの流れを教えてください。

土屋講師:プログラムは最初の1ヵ月目で基礎を行い、ちょっとしたビジネスマナー研修も行います。
2ヶ月目には、応用という形で、人によってはOJT形式のシステム開発の一部を担っていただきます。

吉村講師:後半になると、ウェブシステムでホームページを作ったりしますので、イメージがつくりやすいと思います。

吉村講師:基本は全部で1ヶ月ですが、その後はコースによって、ビジネス系であれば会社でやっている
システムの一部をつくっていただき、アプリコースでは自分で設計してもらうという形です。

Q:未経験の方へのおすすめのコースはありますか?

土屋講師:基本的にはJavaがいいかなと思います。
Javaはアンドロイド(スマートフォンのOS)などに通じます。
Javaをやっておけば、プログラムとしては一番つぶしがききます。

吉村講師:デザイナーさん寄りなのがPHPで、システム寄りなのがJavaというイメージです。
Javaが書ければ、だいたいどの言語にも応用が利きます。基本的な考え方ができますので。

Q:最後にですが、本当に未経験でも大丈夫なの?という方へ
向けたメッセージをそれぞれいただければと思います。

土屋講師:やる気があれば大丈夫。どうやっていいかわからない人は、教えます。そのノウハウはたくさん持っています。
最終的には本人のやる気が重要なので、そこが固まっていればいかにでもしてあげます。

上野講師:やる気と、好きであれば続く仕事なので、そのきっかけなどを用意してあげたいです。

吉村講師:未経験でも、ものを作りたいという人が来てもらえれば大丈夫かな、というイメージです。